2012年06月05日

TBAO2012委嘱作曲家山口紀子プロフィール

本年度からTBAOコンポーザー・イン・レジデントとして参加の山口紀子による委嘱作品の演奏を予定しています。TBAO2012コンサートツアーに向けて現在鋭意制作中とのことで、どの様な作品となるのかとても楽しみです。

TBAOとのコラボレーションに期待すること
この度、私の尊敬する作曲家渡邉晋氏率いるTokyo Brass Art Orchestraとのコラボレーションが実現し、期待に胸を膨らませています。いわゆる「ビッグバンドもの」的な演奏を何か機械仕掛けっぽくこなすバンドが多い中、ビッグバンドというカテゴリーを超えた渡邉氏の作品を中心に丹念に音作りを模索していくTBAOは、まさにこれからの新しい流れを切り開こうとしている新鮮なパワーを感じています。そんな旬なOrchestraで、同じような方向性の志を持つ私の作品の演奏をしていただけるのは喜び以外の何物でもありません。

新曲のコンセプト
今までいろいろな楽器の組み合わせで作曲してまいりましたが、今回は楽器をいくつかのグループに分けて、Jazz Orchestraという限られた音のパレットからどんな新しい音色を織り出すことができるのか試してみたいと思っています。

山口紀子(作曲、ピアノ)
1992年9月に渡米。バークリー音楽大学入学後BAC奨学金取得。ハーブ・ポメロイ(ライン作曲法)、グレッグ・ホプキンス(ジャズ・オーケストラ作曲)、レイ・サンティーシ(ピアノ即興演奏)各氏に師事。1996年バークリー・パフォーマンス・センターにてNoriko Yamaguchi Jazz Orchestra コンサート開催。
1997年9月、ニューイングランド音楽院奨学金全額免除奨学生として同大学院入学。ジョージ・ラッセル(リディアン・クロマティック・コンセプト)、フランク・F・バティスティ(オーケストラ/ウィンド・アンサンブル指揮法)、リー・ハイラ(管弦楽法)、ボブ・ブルックマイヤー(ジャズ作曲)、ジェリー・バーゴンジー(即興演奏)各氏に師事。2000年修士課程修了芸術学修士号取得。
1997〜2001年Jazz Composers Allianceのメンバーとして年4回の定期演奏会にてジャズ・オーケストラの新曲を発表。2000年〜2003年 ボストン大学、レズリー大学:ワールド・ミュージック科にて日本の伝統音楽について講演(毎年各学期に一度)。2000年〜2003年 マサチューセッツ工科大学(MIT)、エマニュエル教会等にてNoriko Yamaguchi Jazz Orchestraコンサート開催。2001年よりニューヨーク、BMI Jazz Composer’s Workshopに参加。
2001年8月 タングルウッド音楽祭(ボストン交響楽団タングルウッド・ミュージック・センターのセイジ・オザワ・ホール)で、現代音楽作曲家 近藤譲氏のオペラ“Hagoromo”米国初演の日本語指導、および“語り部”役として出演 。
2006年8月 クラシック、ジャズ、民俗音楽などを包括する米国を代表する音楽理論『リディアン・クロマティック・コンセプト』の創始者ジョージ・ラッセル氏に約3年間師事した後、ラッセル氏本人より『リディアン・クロマティック・コンセプト公認講師資格』を授与される。

委嘱作品
2000年5月ヘンリー・ワーズワース・ロングフェロ・インスティテュート委嘱作品:ワーズワースの詩をもとにマリンバ、バスーン、筝のための《The Arrow And The Song 》、ケンブリッジ市、ロングフェロー博物館にて初演
2002年11月タフツ大学シンフォニー・オーケストラ委嘱作品:オーケストラと筝のための《Woods Of Unconscious 》、ケンブリッジ市、タフツ大学コーエン・オーディトリウムにて初演
2003年3月スプリングフィールド・コミュニティースクール委嘱作品:クラリネット、トロンボーン、テナーサックス、マリンバのための《Tones》、スプリング・フィールド市民ホールにて初演
2007年十七絃筝奏者市橋典子(奈良県在住)委嘱作品:十七絃筝、十三絃筝、フルート、クラリネット、マリンバ、ピアノのための 《Slow Walker》、2008年同アンサンブル《影の中から舞い出で、時折そこへ戻っていく》、2009年 十七絃筝、十三絃筝、マリンバのための《霧の交わるところ》 奈良市秋篠音楽堂にて初演
2010年−2012年マリンバ奏者山崎智里委嘱作品、米国タフツ大学フルート・アンサンブルと筝の委嘱作品を発表
2012年から福井県あわら市現代美術館『金津創作の森』のレジデント・コンポーザーとなる。7月委嘱作品発表予定。

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2011年12月28日

アメリカ陸軍野戦部隊バンド「ジャズ・アンバサダーズ」を客演指揮しました

今月14日から4日間に渡ってシカゴで開催された吹奏楽、オーケストラ及びジャズのコンファレンス「ミッドウエスト・クリニック2011」にて、アメリカ陸軍野戦部隊バンド「ジャズ・アンバサダーズ」を客演指揮、自作のDuodecimの演奏を行って来ました。

今回のミッドウエストには、日本からも陸上自衛隊中央音楽隊のユーフォニウム・チューバアンサンブル“The Japan Tubists”や国立音楽大学の「ブラス・オルケスター」が参加されていて、その内自衛隊中央音楽隊選抜グループの演奏を観ることが出来ましたが、大変美しい演奏で集まった多くの聴衆を魅了していました。

15日午後8時30分からのジャズ・アンバサダーズによるコンサートは、朝からプロ団体及びオーディションで選抜されたアマチュア・学生によるコンサートやクリニックに加えて、終日大盛況だった展示ホールと実に盛り沢山のイヴェント・プログラムの、その日の最終イヴェントでしたが、多くの聴衆に恵まれ、素晴らしい雰囲気のなかで、演奏させていただくことが出来ました。

数あるアメリカ陸軍軍楽隊の中で、トップジャズビッグバンドでありますジャズ・アンバサダーズも、このMidwest Clinicでの演奏が本年秋のツアー最後の演奏ということで、前日のリハーサルでは長旅の疲れも感じさせましたが、チーフ・キポーラの指揮の元、サド・ジョーンズやビル・ホールマン、またバンドメンバーによる作編曲作品を大変に良く鳴るアンサンブルのバランスの良いサウンドで演奏して、大変盛り上がりました。

専属女性歌手のサージェント・ルイスによる3曲のヴォーカルチャートの後、ステージに呼んでいただき、拙作Duodecimを演奏しました。演奏は、バンド全体がとてもドライヴして、熱気に溢れた会場に更に油を注ぐかのように、実にエキサイティングでスケールの大きな熱演(爆演?!)を展開、聴衆の皆様にも大いに楽しんでいただけたようで、終演後何人もの方々から声をかけていただき、本当に楽しく演奏することが出来ました。

渡邉晋

McCormick Place.JPG
会場となったMcCormick Place West, Chicago

Jazz Ambassadors at Midwest Clinic 2011.JPG
本番直前のサウンド・チェックをするジャズ・アンバサダーズ

Jazz Ambassadors Program Midwest Clinic 2011.JPG
コンサート・プログラム

Susumu with JAs 1.jpg
良い演奏になりますように

Susumu with JAs 5.jpg
演奏が終わって直ぐに受賞セレモニー
左からColonel Holtan、Chief Kippola、一人飛ばして、Mr. Clark from NBA
(The U.S. Air Force Bandにも所属していたクラークさんも含めて、皆背がデカい!)

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2011年12月13日

The U.S. Army Field Band "Jazz Ambassadors"とのリハーサル

今週にシカゴで開催される予定のMidwest Clinic(吹奏楽、バンド関連の全米最大のコンファレンス)にて、拙作Duodecimがアメリカ陸軍のビッグバンド「ジャズ・アンバサダーズ」により演奏される予定ですが、15日現地時間の夜に行われる予定の演奏では、自作を客演指揮することになり、それに先立って、メリーランド州ボルティモア郊外にありますFort George Meade基地にて本日リハーサルを行って来ました。

このFort George Meade基地に本拠を置くアメリカ陸軍野戦部隊バンドは、コンサート・バンド(吹奏楽)、ソルジャーズ・コーラス(混声合唱)、ボランティアーズ(ロックバンド)とジャズ・アンバサダーズ(ジャズ・ビッグバンド)で構成され、基地内にある音楽専用棟には、それぞれのアンサンブル専用の練習場、個人練習室、専任の楽器リペアマンが常駐する工房、レコーディング設備及びオフィスがあります。それぞれのアンサンブルに籍を置くミュージシャンに加えて、サウンドエンジニア等技術系及び事務系の約20名程のスタッフが、ツアーグループとしてのアメリカ陸軍野戦部隊バンドの活動を支えています。

今日のリハーサルは、午前8時45分(!)きっかりに始まり、3曲程ヴォーカルチャートをさっと通して演奏した後、我がDuodecim一曲に2時間の時間をかけて、しっかりとリハーサルをさせて頂くことができ、明後日シカゴでの本番演奏が、本当に楽しみになって来ました。

渡邉晋

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基地内はとても広く、基地内にあるミュージアムの前には、第2次大戦や朝鮮戦争の時代の古い戦車が展示されていました。

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音楽専用棟の入り口にて

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ジャズ・アンバサダーズと指揮をするChief Warrant Officer Gordon Kippola


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2011年09月09日

アメリカ吹奏楽協会のジャズ作曲賞を受賞しました!

アメリカ吹奏楽協会(National Band Association, NBA)主催のジャズ作曲賞(2011 NBA Young Jazz Composers Composition Contest)に、TBAO音楽監督渡邉晋の拙作"Duodecim"が入選しました。

NBAとは、日本の全日本吹奏楽連盟のような団体かと思われますが、長きに渡って開催されている同協会主催の吹奏楽作品の作曲コンテストに加えて、本年度からジャズアンサンブルの為の作曲賞が設立され、その第1回の入賞作品(1作品のみ)に選ばれました。

アメリカ吹奏楽協会(National Band Association, NBA)


なお、今回の入賞作品は、TBAOのCD「アンティフォネミクス」に収録されています(4曲目です)。

それに関連して、来る12月シカゴで開催される吹奏楽・バンドの世界大会ミッドウエスト・クリニックMidwest Clinicにて、アメリカ陸軍野戦部隊バンド「ジャズ・アンバサダーズ」(Jazz Ambassadors)により入賞作品が演奏されることになりました。

posted by TBAO at 14:56| Comment(0) | 作曲・編曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月31日

"TBAO Plays Music of Greg Hopkins" from "TBAO2011SUMMER" is now on YouTube!

2011年7月に開催されたTBAO2011サマーツアーより、グレッグ・ホプキンス氏(ジャズトランペットソロイスト、作編曲家)との演奏を、全てYouTubeにて公開しました。

以下は、山梨甲府桜座にて7月10日に収録されたもので、アンコールの2曲も含め、ツアーコンサート第2部を改めてお楽しみ下さい。

TBAO Plays Music of Greg Hopkins
at Sakuraza, Kofu, Japan, July 10, 2011

1. Waltz of the Mushroom Hunters (Greg Hopkins)


2. Body and Soul (Johnny Green/Greg Hopkins)


3. Contra (Greg Hopkins)


4. Nightfall (Greg Hopkins)


5. Tales from the Equinox (Greg Hopkins)




Encore
Okavongo (Greg Hopkins) 〜 Nutville (Horace Silver/Greg Hopkins)



posted by TBAO at 23:21| Comment(0) | 作曲・編曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする