今回のコンサートでは、エリントンの「極東組曲」と「笙とジャズ・オーケストラのためのコンチェルタンテ」がメイン・プログラムでしたが、ジャズ・オーケストラというメディア(媒体)を通じて、ジャズやクラシック、民族音楽といった多種多様な音楽のジャンルやスタイルが混然一体となり、結果として時代性や地域性、つまり時空を超越した音楽表現を目指したものでした。また、演奏に参加した全ての音楽家が、彼らの個性を存分に発揮しつつも、アンサンブルの面白さ、ダイナミクスの広さ、そして大編成でありながらジャズの持つ疾走感、スイング感を感じるような演奏を、たっぷりお楽しみいただけたかと思います。
今後もまた、より一層刺激的で魅力ある音楽演奏の追求を行っていきたいと思っておりますので、東京ブラスアートオーケストラをこれからもよろしくお願いいたします。
東京ブラスアートオーケストラ
代表・芸術監督
渡邉晋

TBAO2020コンサート「ジャズ・オーケストラの夜:TBAO Plays "Far East Suite" and More」
1st Set 「デューク・エリントンの音楽」
Jeep's Blues
East St. Louis Toodle-Oo
Upper Manhattan Medical Group
AMAD
Isfahan
Ad Lib on Nippon
Take The A Train
2nd Set 「笙とジャズ・オーケストラの共演」
笙とジャズ・オーケストラのためのコンチェルタンテ
笙:真鍋尚之
アンコール
Silent Night~The Christmas Song (Chestnuts Roasting on an Open Fire)