2020年12月20日

TBAO2020コンサート無事に終了致しました。

横浜市磯子区民文化センター杉田劇場で開催されたTBAO2020コンサートは、この状況下にも関わらず、多くのお客様に恵まれ、無事に終了致しました。ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。

今回のコンサートでは、エリントンの「極東組曲」と「笙とジャズ・オーケストラのためのコンチェルタンテ」がメイン・プログラムでしたが、ジャズ・オーケストラというメディア(媒体)を通じて、ジャズやクラシック、民族音楽といった多種多様な音楽のジャンルやスタイルが混然一体となり、結果として時代性や地域性、つまり時空を超越した音楽表現を目指したものでした。また、演奏に参加した全ての音楽家が、彼らの個性を存分に発揮しつつも、アンサンブルの面白さ、ダイナミクスの広さ、そして大編成でありながらジャズの持つ疾走感、スイング感を感じるような演奏を、たっぷりお楽しみいただけたかと思います。

今後もまた、より一層刺激的で魅力ある音楽演奏の追求を行っていきたいと思っておりますので、東京ブラスアートオーケストラをこれからもよろしくお願いいたします。

東京ブラスアートオーケストラ
代表・芸術監督
渡邉晋


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TBAO2020コンサート「ジャズ・オーケストラの夜:TBAO Plays "Far East Suite" and More」

1st Set 「デューク・エリントンの音楽」
Jeep's Blues
East St. Louis Toodle-Oo
Upper Manhattan Medical Group
AMAD
Isfahan
Ad Lib on Nippon
Take The A Train

2nd Set 「笙とジャズ・オーケストラの共演」
笙とジャズ・オーケストラのためのコンチェルタンテ
笙:真鍋尚之

アンコール
Silent Night~The Christmas Song (Chestnuts Roasting on an Open Fire)
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2020年12月15日

いよいよ今週土曜日、杉田劇場にてTBAO2020コンサート開催です!

12月19日(土)、横浜市磯子区民文化センター杉田劇場にて開催予定の「ジャズ・オーケストラの夜」コンサートのプログラムを発表いたします。

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TBAO2020 Program Page2-3 Ver 2.1-1.jpg

PDF版のダウンロードは、こちらからどうぞ。
TBAO2020 Program_merged.pdf

また、紙面でのプログラム・ノートの替わりに、今回のプログラムに関してのお話しYouTubeビデオも公開中ですので、是非ご覧下さい。

第1部「デューク・エリントンの音楽」


第2部「笙とジャズ・オーケストラの共演」


ジャズ・オーケストラの夜
TBAO Plays "Far East Suite" and More
横浜市磯子区民文化センター杉田劇場

新型コロナウイルス感染症拡大による影響で延期になっておりました、
16名の精鋭によるジャズ・オーケストラ「東京ブラスアートオーケストラ」が、遂に杉田劇場に登場!

おなじみ『A列車で行こう』から大作『極東組曲』といったデューク・エリントンが残した数々の名曲に加え、アメリカで大好評を博した笙とジャズ・オーケストラのための全く新しい作品の本邦初演のソリストとして、磯子区在住の笙のスペシャリストである真鍋尚之を迎え豪華ラインナップでお送りします。

2020年12月19日土曜日:磯子区民文化センター杉田劇場(神奈川県横浜市)
18:30開演(17:30開場)

140席限定全席指定
一般3,000円
スマイルクラブ会員 2,500円

チケットのお求めは杉田劇場窓口及びオンラインチケットサービス
https://www.sugigeki.jp/
または
電話045-771-1212
にて受付中

プログラム (予定)
A列車に乗って来い
極東組曲
(Duke Ellington/Billy Strayhorn作曲)
笙とジャズ・オーケストラのためのコンチェルタンテ
(渡邉晋作曲、真鍋尚之笙、本邦初演)

【主催】東京ブラスアートオーケストラコンサート事務局
http://tokyobrass.seesaa.net/
【共催】横浜市磯子区民文化センター杉田劇場
https://www.sugigeki.jp/
(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、特定非営利活動法人チーム杉劇、有限会社アイコニクス、株式会社ニックスサービス共同事業体)

TOKYO BRASS ART ORCHESTRA 2020
【サックス】八巻綾一 平山順子 小松雄大 曽我部泰紀 井出慎二
【トランペット】佐久間勲 田中充 沢野源裕 谷殿明良
【トロンボーン】三塚知貴 清水かずあき 高橋真太郎 河野広明
【ピアノ】山田貴子【ベース】清水昭好【ドラムス】二本松義史
【指揮・お話し】渡邉晋
【笙ソロイスト】真鍋尚之
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2020年12月09日

杉田劇場にご来場予定の皆様へ

東京ブラスアートオーケストラ2020コンサートは、今回初めての会場での開催となります。

会場となります横浜市磯子区民文化センター杉田劇場は、かつては横浜の演芸文化の中心地として、多くの人々に親しまれた旧・杉田劇場を由来としていて、その「旧杉田劇場は、1946年1月1日に開館し、1950年10月に閉館した。大高ヨシヲ一座を専属一座として持ち、浅香光代や渥美清らの著名人らも出演、磯子区出身の美空ひばりが8歳の時に初舞台を踏んだ劇場である。(ウィキペディアより、原文ママ)」だそうです。


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満員御礼!

新しくなった杉田劇場は、310席のキャパシティーを持ち(今回のコンサートでは140席限定です)、最新の音響設計が施された現代的なホールとして、2005年に新装開館となりました。TBAOコンサートでは、ホールの持つ自然で豊かな響きを出来るだけ活かしたアコースティックな演奏をお楽しみいただければと思います。

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杉田劇場へのアクセスは以下の通りですが、「新杉田駅」からですと、駅と杉田劇場が入っている「らびすた新杉田」の建物とは歩道橋で繋がっていますので、悪天候時でも不便なくご来場いただけるかと思います(当オーケストラ所属の強力な雨男対策も万全です)。

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明るい未来の展望の館「La Vista ニュー☆スギタ」

o JR根岸線・金沢シーサイドライン「新杉田駅」下車、徒歩3分
o 京浜急行「杉田駅」下車、徒歩5分

なお、以下は杉田劇場での感染予防対策として、ご来場予定の皆様にお願いとなります。

このコロナ禍の状況でのコンサート開催となりますので、皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。

●あらかじめ、ご自宅等で検温をお願いします。発熱(37.5℃ を目安)、または、風邪の症状がある場合は来館をお控えください。
私(渡邉)も毎日体温を測る習慣が付きました。結構毎日変化しますヨ。

●施設入館時に、手指消毒、または、石鹸による手洗いをお願いします。
トイレに行った後も必ずお願いします。本当にお願いします。

●マスクの着用にご協力お願いいたします。
アメリカでもマスク着用は、すっかり普遍化しました。
以前は、本当に病気の人か、医療従事者だけでした。

●購入された席番号以外の座席への移動はご遠慮ください。
杉田劇場の快適なグリーン席をお楽しみください。

●「ブラボー」等の掛け声は禁止とさせていただきます。
ミュージシャンは「ブラボー」の声が大好きですので、心の中で大いに叫んでください。
また、拍手はいつも以上に盛大にお願いします。

●終演後は混雑を避けるため、スタッフの指示に従ってご退館ください。
ご案内しますので、ご協力をお願いいたします。

●出待ち・面会及び出演者への花束・プレゼントはご遠慮ください。
ファン・レターは、こちらのアドレスまで。tbao2011@yahoo.co.jp
苦情等はこちらへお願いいたします。sugigeki@yaf.or.jp



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無事に帰国しました!

来る12月19日横浜市磯子区民文化センター杉田劇場でのコンサートまで、いよいよ10日程と迫ってまいりました。

それに合わせて、私(渡邉)もおよそ1週間程前に帰国し、現在自己隔離(軟禁)中です。

今回はシカゴ・オヘア空港経由で全日空便での帰国となりましたが、12月1日時点では日本国籍を持たない人は原則入国は出来ないためか、搭乗者の数は30名程度ととても空いていました。日本人以外のほとんどの搭乗者は、日本を経由して他国へのトランジット客であったように思われます。


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端から端まで足が延ばせます。

成田到着後、予め機内で書き込みを済ませた問診票を手にウイルスの検査場に進み、PCR検査を受けました。話に聞いていた鼻に綿棒が突っ込まれ激痛に悶絶する、といったことはなく、小さなプラスティック製の試験管のようなものに唾液を入れてサンプルとして提出するというものでした。人が一人立つことができる程度のスペースがあるブースに案内され、そこで唾液を出すように言われましたが、そこには唾液分泌を促すために、レモンと梅干の写真が掲げられていて、実際それらを見ていると口酸っぱくなるように感じられました。

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処方された【ヴァーチャル】唾液分泌促進剤。

一定量以上のサンプル(唾液)を提出し、ちょうど大きめの病院の待合室のようなホールに進み、そこで指定の座席で待つように指示されます。以前は段ボール製の簡易ベッドのようなところで最低2−3時間の待機を強いられていたようですが、現在の待ち時間はおよそ1時間を少し超える位で、そのうち番号が呼ばれ、先に進みますと検査結果が知らされます。

結果は、無事に陰性でした。やはり結果が判明するまでやや緊張しましたが、検査官の手元にある検査結果が書かれたシールに「結果(−)」とあり、思わず「ネガティブでしたか」と言ってしまいました。なぜかニコニコと愛想が良い2人の検査官の人達にも「良かったですね」といっていただき、ホッとした瞬間でした。

というのも、こちらへ帰国直前のThanksgivingには自家製のパンプキン・パイやチーズ・ケーキを友人家族にお裾分けしていたり、もし新型コロナウイルス陽性となったら、そもそもコンサートも含めこれからの全ての予定がどうなってしまうのか?


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陽性ではなくて本当にヨカッタヨ。

久しぶりの日本に無事に入国出来て余程嬉しかったのか、空港から友人や家族に送った到着を知らせるメールやテキストでは、どういう訳か「無事に陽性でした」と真意を測りかねるメッセージを送ってしまい、その後多くの人達から「無事に陽性?!」といった返信を受け取りました。

入国手続きを済ませ荷物を受け取り、予め手配していた車両で移動し、神奈川県K崎市内にあるウイークリー・マンションに到着したのは、成田に到着後およそ5時間半後のことでした。

そしてその現在の滞在場所兼作業場がこちらとなり、いまだに楽譜作成その他突貫作業中です。


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杉田劇場でのTBAO2020コンサートですが、声を大にして是非と言い難い状況ではありますが、よろしければ無理のない程度で、お出かけいただけると嬉しく思います。出来るだけの感染予防対策を施しての開催となりますので、どうぞよろしくお願い致します。

ジャズ・オーケストラの夜
TBAO Plays "Far East Suite" and More
横浜市磯子区民文化センター杉田劇場

新型コロナウイルス感染症拡大による影響で延期になっておりました、
16名の精鋭によるジャズ・オーケストラ「東京ブラスアートオーケストラ」が、遂に杉田劇場に登場!

おなじみ『A列車で行こう』から大作『極東組曲』といったデューク・エリントンが残した数々の名曲に加え、アメリカで大好評を博した笙とジャズ・オーケストラのための全く新しい作品の本邦初演のソリストとして、磯子区在住の笙のスペシャリストである真鍋尚之を迎え豪華ラインナップでお送りします。

2020年12月19日土曜日:磯子区民文化センター杉田劇場(神奈川県横浜市)
18:30開演(17:30開場)

140席限定全席指定
一般3,000円
スマイルクラブ会員 2,500円

チケットのお求めは杉田劇場窓口及びオンラインチケットサービス
https://www.sugigeki.jp/
または
電話045-771-1212
にて受付中

プログラム (予定)
A列車に乗って来い
極東組曲
(Duke Ellington/Billy Strayhorn作曲)
笙とジャズ・オーケストラのためのコンチェルタンテ
(渡邉晋作曲、真鍋尚之笙、本邦初演)

【主催】東京ブラスアートオーケストラコンサート事務局
http://tokyobrass.seesaa.net/
【共催】横浜市磯子区民文化センター杉田劇場
https://www.sugigeki.jp/
(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、特定非営利活動法人チーム杉劇、有限会社アイコニクス、株式会社ニックスサービス共同事業体)

TOKYO BRASS ART ORCHESTRA 2020
【サックス】八巻綾一 平山順子 小松雄大 曽我部泰紀 井出慎二
【トランペット】佐久間勲 田中充 沢野源裕 谷殿明良
【トロンボーン】三塚知貴 清水かずあき 高橋真太郎 河野広明
【ピアノ】山田貴子【ベース】清水昭好【ドラムス】二本松義史
【指揮・お話し】渡邉晋
【笙ソロイスト】真鍋尚之

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2020年11月16日

東京ブラスアートオーケストラ2020メンバー・プロフィール

八巻綾一(アルト・サックス、リード)
洗足学園音楽大学、バークリー音楽大学卒業。横浜市出身。舘ひろし等のアーティスト・サポート、内堀勝ビッグバンド等に参加。
八巻綾一ホームページ
八巻綾一YouTubeチャンネル
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今回TBAO初登場にして、リード・チェア(首席:オーケストラでいうところのコンサート・マスター)を担当。国内有数のビッグ・バンドでの豊富な経験を活かし、その確かな技術とサウンドでセクションをまとめていきます。オープニング・ナンバーとして演奏予定の「ジープス・ブルース」では、ソロイストとしてもフューチャーされます。

平山順子(アルト・サックス)
洗足学園音楽大学卒業。自己のグループ等でライブ、録音等を幅広く活動。コトリレーベルよりファースト・アルバム「Relic shrek shellac」を2012年にリリース。
ヒラヤマの動向
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TBAOには2015年以来毎回のコンサートに参加。アルトとソプラノ・サックスに加えてフルート、クラリネットとマルチな才能を発揮していただいています。今回のTBAO2020プログラム1部メインの「極東組曲」より「イスファハン」で披露されるであろう、美しい音色での素晴らしいソロは、必聴となること間違いナシ!
      
小松雄大(テナー・サックス)
バークリー音楽大学卒業。東京都町田市生まれ、横浜市育ち。1999年「横浜ジャズプロムナードコンペティション」において自己のカルテットでグランプリ、市長賞、ライブハウス賞の3賞を同時受賞。Quincy Jones Big Band等に参加。首都圏を中心に活動。
小松雄大YouTubeチャンネル
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2006年にTBAO結成以来、専属ソロイストとして全ての公演に参加。ボストン留学中には、私(渡邉)とかなりヤバい感じのバンドのギグで一緒にサヴァイヴァルしました(詳しい顛末はこちら)。正にモダン・ジャズ!といった骨太なテナー・サウンドと、それと対照的にリリカルで繊細なソプラノ・サックスの甘い音色で聴く人の多くを魅了します。
      
曽我部泰紀(テナー・サックス)
大阪音楽大学卒業。2019年より活動の中心を都内に移し、自己のグループに加えて、大坂昌彦グループ、守屋順子オーケストラ等に参加。
曽我部泰紀オフィシャル・サイト
曽我部泰紀YouTubeチャンネル
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今回TBAO初参加の若手実力派テナー・マンです。豪快で思い切りの良いプレーで、TBAOサックス・セクションに新風を吹き込んでくれることでしょう。音楽だけではなく、イラストレーターとしても活躍!才能のある人は、何でもできてしまうのです(ウラヤマシイネ)。

井出慎二(バリトン・サックス)
明治大学卒業後、バークリー音楽大学で学ぶ。大筒小筒、Funk Orchestra TPO等のグループに加えて、岩城滉一、桑野信義、松田聖子、郷ひろみ等アーティスト・サポート等で幅広く活躍。
井出慎二オフィシャル・ウェッブサイト
井出慎二 / その先の向こうへ〜お父さんお母さんにエールを
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テナー小松氏と同様、ボストン留学以来かれこれ20年以上にわたるお付き合い。音楽大学では、お互いに助け合いながらプロジェクト(宿題)をこなしたりしてきましたが、TBAOの前身となったバンドを一緒に作った仲間の一人です。サックスはソプラノからバリトン、フルート、クラリネット、バス・クラリネットとマルチ・リード奏者ですが、TBAOではセクションを下から支えるBARI奏者として、セクションにソロに大活躍していただいています。

佐久間勲(トランペット、リード)
明治大学卒業。原信夫とシャープス&フラッツ、オルケスタ・デ・ラ・ルス等に参加。放送、レコーディング、アーティスト・サポート、コンサート等々で活躍。
"オルケスタ・デ・ラ・ルス ORQUESTA DE LA LUZ " BLUE NOTE TOKYO Interview & Live Streaming 2020
"渡辺貞夫 SADAO WATANABE ORCHESTRA" BLUE NOTE TOKYO Interview & Live Streaming 2020
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私(渡邉)が、90年代の終わり頃にボストンへ留学する前から、その素晴らしいプレー、そしてお人柄に接する機会を得て、大先輩として尊敬してきました。日本を代表するリード・トランペット奏者として活躍は、皆さんも良くご存じかと思われます。TBAOには2016年、2018年、2019年と参加していただいています。

田中充(トランペット)
バークリー音楽大学卒業。自己のグループ「ミツルジルシ」でのライブ、スキマスイッチ、椎名林檎、いきものがかり等アーティスト・サポートで活躍。録音多数。
ミツルジルシ
田中充YouTubeチャンネル
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私(渡邉)がボストンへ留学した時には、既にその音楽大学のトップ・バンドで演奏されていました。他の何人かのTBAOメンバー同様、作編曲でもその才能を発揮され、多忙を極める田中氏との共演は、TBAO2019コンサートでようやく実現しました。今回も前回同様、ソロに、セクションにその端正で美しいトランペットのサウンドを聴かせてくれることでしょう。

沢野源裕(トランペット)
バークリー音楽大学卒業。「CUGジャズオーケストラ」等に参加の他、自己のグループで活動。
沢野源裕Twitterアカウント
【仙台ジャズノート】「911」を経て仙台へ トランペット奏者沢野源裕さんに聞く@
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TBAOソロイストとして、またTBAOレジデンス・コンポーザーとして、このアンサンブル結成当初から参加。誰もが一聴で引き込まれるシンプルで素朴な佇まいを保ちながら、ストーリー性のある数々の美しいスコアを提供。音楽大学ジャズ作曲科の学生として影響を与え合い、良く食べ、良く飲み、良く語り合った仲間の一人として、私のボストン時代からの大事な友人の一人です。

谷殿明良(トランペット)
バークリー音楽大学卒業。「モンキー小林とジャパニーズ・ジャズ・メッセンジャーズ」、「三宅裕司とLight Joke Jazz Orchestra」等に参加。スウィングジャーナル誌「第60回日本ジャズメン読者人気投票」トランペット部門10位。自己のグループで録音多数。
谷殿明良ブログ
小林陽一&Japanese Jazz Messengers NoNoNoNo
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日本を代表するビーバップ・モダン・ジャズ・プレイヤーとして大活躍。ジャズ・トランペットの王道を行くサウンドで、TBAOでもソロイストとして、その才能を遺憾なく発揮していただいています。彼ともボストン留学時代からのお付き合いですが、当時お小遣い稼ぎのマーチング・パレード・ギグでしばしばご一緒したのは、良い思い出です。

三塚知貴(トロンボーン、リード)
中央大学卒業。宮間利之とニューハードオーケストラ等に参加の他、自己のビッグ・バンド、ジャズ・トロンボーン四重奏団「VOLTZ」等で活躍。
三塚知貴オフィシャル・ウェッブサイト
三塚知貴Twitterアカウント
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TBAOには2008年からセカンド・トロンボーンとして、また2011年からはリード・トロンボーンとして参加。経験に裏打ちされた確かな技術と譜読みの正確さ、そして何よりその端正な音色で、多くのグループで誰もが納得するリーダーシップを発揮されています。ジャズ・トロンボーン四重奏団「VOLTZ」や自身のビック・バンドを主宰し、作編曲家としても活動、氏のペンによる多くの作品が、有名出版社から全国発売されています。

清水かずあき(トロンボーン)
宮城県仙台市出身。「オーサカ=モノレール」等に参加の他、八代亜紀等アーティスト・サポートでも活躍。
清水かずあきホーム・ページ
清水かずあきYouTubeチャンネル
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TBAOには2016年以来、毎コンサートに参加。今回もその繊細でありながら伸びのある音色を活かし、ソロに、そしてセクション・ワークに活躍が期待されます。今回のTBAO2020コンサートでは、デューク・エリントンが残したあの奇作「極東組曲」より「AMAD」のソロイストとしてフューチャーされる予定で、そのハジケたプレーを、どうぞお見逃しなく!

高橋真太郎(トロンボーン)
東京藝術大学卒業。「ジェントルフォレストジャズバンド」等に参加、スタジオ、ミュージカル等で活躍。
高橋真太郎Twitterアカウント
【NEXT#22】トロンボーン奏者@高橋真太郎さん(上越市東城町出身)
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TBAOには過去2012年、2014年に参加。確かな技術とあらゆる音楽ジャンルに対応できる柔軟な音楽性から、クラシック、ジャズ、ポップス、ミュージカル等々の分野で、引く手数多の活躍をされているプレイヤーです。今回のTBAOでも、彼の太くて豊かなトーンを交えた、最高のトロンボーン・セクション・サウンドをお聴きいただきたいと思います。
        
河野広明(バス・トロンボーン)
トロンボーンを宗清洋氏に師事。神戸芸術アカデミー教授。「北野タダオとアロージャズオーケストラ」等に参加の他、自己のビッグ・バンドを主宰。
河野広明ホーム・ページ
河野広明YouTubeチャンネル
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今回TBAOに初参加、初登場。テナー・トロンボーンからチューバ、更にはフルート、尺八も演奏される河野氏ですが、今回はベース・トロンボーン奏者として参加していただきます。更に更に、音楽だけではなく画家・イラストレーターとして、また整体師(!)としてもプロ活躍。ところで、河野氏自身のYouTubeチャンネルにアップされている「ふりーいんぷろ(ヴぃ)ぜーしょんやで」シリーズは必見です。

山田貴子(ピアノ)
国立音楽大学、バークリー音楽大学卒業。自己のグループ他でライブ、録音多数。2020年7月「山田貴子トリオ:Remembrance-記憶-」発表、全国発売。
山田貴子オフィシャル・ウェッブサイト
山田貴子Trio ▶︎ Remembrance
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今を遡ること20年前、2000年春頃にサックス奏者井出氏等有志と共に、ボストンで結成したFenway Brass Art Orchestra (FBAO)のファースト・コンサートに出演以来、FBAOと2006年に結成したTBAOのほとんど全てのコンサートやレコーディングに参加。TBAOレパートリーのピアノ・パートは、「山田さんが演奏するから、これだけ書いても大丈夫かな」という、やや無茶振りな譜面が多く存在しますが、(少なくとも)バンマスの前では、文句も言わずにさらって(練習して)来てくれます。今回のコンサートでもデューク・エリントンのオリジナル・ピアノ・パートその他で大フューチャーされますので、ファンの皆様お楽しみに!

清水昭好(ベース)
宮之上貴昭、市原ひかり、TOKU、秋田慎治、山中千尋、挾間美帆等のグループに参加。Kit Downes、Scott Reeves、Brenna Whitaker、Steve Pruitt等来日ミュージシャンとの共演多数。
清水昭好ホーム・ページ
清水昭好YouTubeチャンネル
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TBAOには2015年、2016年に参加。美しい音色と確かなイントネーション、そしてドラマー二本松氏とのコンビネーションが、ジャズ・アンサンブルの核として、バンドのタイム感と音程感をガッチリと支えてくれています。他のメンバー同様作曲指向があるプレイヤーなので、スコアに対する深い理解と洞察に基づいた堅実なプレイと柔らかなお人柄から、多くのミュージシャンから絶大な支持を得ているベース奏者です。

二本松義史(ドラムス)
洗足学園音楽大学、バークリー音楽大学卒業。アーティスト・サポート、ライブを中心に幅広く活躍。
二本松義史ブログ「叩くべし×3」
ジャズドラム講師にインタビュー
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2015年以来全てのTBAOコンサート・ツアーに参加。ジャズの最大の魅力といってよい疾走感、スイング感を、この大編成のアンサンブルに提供してくれています。またリズム・タイムだけではなく、ビッグ・バンド・ジャズという枠には収まり切れないTBAOサウンドに、彼の持つ繊細な音色感、色彩感が素晴らしい効果をもたらしてくれます。一聴変幻自在でありながら、しっかりとした構成感のあるドラム・ソロは、時にクスっとさせるようなユーモアも感じさせて、しばしばコンサートのハイライトとなります。


文責:渡邉晋(TBAOアーティスティック・ディレクター)
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